こんばんは。
ぎらりょうでございます。
ご挨拶の投稿をして早速、放置気味になっておりました…笑
さてさて、初めての本格的な記事についてですが、
やはり、サッカーの話題で行きたいと思います。
動画を投稿している手前、初の記事が何の関係がないのもどうかと思いまして…笑
と、いうことで。
今日(正確に言えば昨日)開催されました、
2016明治安田生命J2第7節 ギラヴァンツ北九州VS横浜FC
こちらの観戦記を書きたいと思います。
…
……
………
あまり、思い出したくはないのですが…泣
流れは掴んでいた前半始め
今日は家からの出発が遅れ、スタジアムについた時はちょうどキックオフ直前でした。
おお、今日はお客さんも多いし、なかなか雰囲気いいじゃんかよ!
そう思いつつB席左側に陣取り、戦況を見つめます。
するとすると、前半立ち上がりはギラヴァンツペース。
10分経たないうちに二度も相手ゴール前に侵入、相手を脅かします。
「これは、いけるぞ。」
そう確信し、気楽に試合展開を見つめていました。
そう、確信していた「はず」でした。
しかし、試合開始から20分ほどした頃
何か違和感を感じ始めました。
20分過ぎてギラヴァンツペース
— ぎらりょう@ゆっくり監督ギラヴァンツP (@giraryo) 2016年4月9日
だがシュートまでいけずって感じ
そう、シュートが全く脅威になっていない
そう感じ始めました。
たしかにボールはギラヴァンツ。
攻撃回数も確かに多い。
でも
肝心のラストワンプレイまで行けてない
素人目に見てもそう思えてしまう状況になってきました。
一つのプレイからの失点
前半22分、違和感から生じた不安が的中します。
これまであまりハーフラインを越えられなかった横浜FC、
一本攻撃の形を作ったその次でした。
横浜FC小野瀬、寺田の両選手に右サイドを崩されると
中に低いクロス
待っていたのは野村選手
「あ…」
そう思った時にはボールはギラヴァンツゴールの中にありました。
前半22分、0-1
今までの流れからは想像しにくい、あっという間の失点でした。
続く悪夢
前半の半ばで1点リードされ、次第に流れは横浜ペースへ。
ですが、この時はまだ取り返せるという気持ちがありました。
選手たちも皆、しっかり攻撃を跳ね返していました。
左サイド川島選手の上手いトラップから相手を突破するプレイもあり、
会場内にはまだ全然いける!という空気がありました。
ギラヴァンツゴール前、
相手の服を掴んで倒してしまうプレーが出るまでは。
倒れる選手。
場の空気を切り裂くホイッスルの音。
審判から示されたのはゴール手前からのフリーキック。
ゴール裏から響くブーイング
試合再開の笛
ボールを蹴る音
次に私たちが見たものは
ボールを弾こうと倒れこんだGK阿部選手
そして
その後ろを転がるボール
前半38分、0-2
流れが決まった、4分後。
こうなると、流れは完全に横浜FC。
ギラヴァンツの選手も必死にボールをカットし、前線に送る。
でも、それが通らない。
続く相手の攻撃。
それは、一瞬の判断だったのだろう
ゴール前にあげられたクロス
DF前田選手はトラップを選択した。
いや、もしかしたらクリアしようとしたのかもしれない
でも、そのボールは無情にも後ろにいた選手に奪われる
詰めるギラヴァンツ守備陣
それよりも早くフリーの選手にパス
スタジアム全体から、ため息が漏れた
怒りを露わにし、周りから白い目で見られる人もいた
でも、一番堪えられなかったのは選手自身だと思います。
前半42分、0-3
孤軍奮闘
後半開始、すぐにスタジアムは沸いた。
左サイド川島選手、完璧な精度のクロスを風間選手へ
風間選手、ボレーでゴールへシュート
枠をとらえた完璧な弾道
しかし
完璧だったのは横浜FCのGKも同じだった
ボールは彼の手で弾かれた
観客は頭を抱えたけれど、まだまだ試合は終わっていないことを思い出せた。
僕の周りの小学生も、声を出し始めた。
さっきまで試合なんか見ずに会話を楽しんでいたのに。
スタジアムが沸くときには、常に彼がボールに触れていた。
川島大地、背番号19
まるで手でボールを扱っているかのような、高い技術
その技術がもたらすトリッキーなプレイ
相手の虚を突くフライパス
彼から繰り出されるパス・プレイは、この試合で一番
いや、唯一といっていい可能性を感じさせるものだった。
緩み
20分が経った。
でも、相手のゴールはまだ割れていない。
ここでギラヴァンツ柱谷監督、勝負に出る。
FW池元選手を投入
交代したのはDF寺岡選手
攻撃を増やし、とにかく点を取るスタイルにした
次第に試合を押し始めた
でも
15分経過
— ぎらりょう@ゆっくり監督ギラヴァンツP (@giraryo) 2016年4月9日
ボールはこちらが主導、でもやはりシュートが絶望的に少ないなぁ
まだ、この状態は続いていた。
加えて、守備を1枚減らしたことで残りの守備陣の負担が大きくなっていく
そのような状況で、
横浜FC、選手交代。
投入されたのは、キングカズ。
地元ストライカー、池元が入ったことによりギラヴァンツ一色だったスタンドが
変わった。
子供たちはカズがどこにいるか探し
サポーターは最年長選手を捉えきれない自選手に苛立ちを覚えた。
なによりも、
3点差をつける横浜FCが
前線からの守備を切らさない
そして試合終盤、スタジアムに
「今日は負けたな」
という空気が出始めたそんな時、
ゴール前でのパスミスが起きた
カバーする選手はおらず
長年の経験を積んだストライカーに
ゴールは、あっさり破られた。
後半38分、0-4
希望
アディショナルタイムは4分
でも、選手は放り込みすらできなかった。
最後は、キングカズがボールをキープ
誰も奪うことができなかった。
そして
長いホイッスル
試合終了、0-4
ぐうの音も出ない、完敗でした。
上を向けない選手たち
罵声を浴びせ、帰った客もいた。
何とか励ましたい
そう思ったけど、声が出ない
でも、意を決した。
「次の試合こそ、勝ちましょう!」
流石に反応できないだろうなぁ
そう思いつつ、でも言ってみた
一人、確かにこっちを向いて頷いてくれる選手がいた
GK、阿部選手。
それだけで、十分だった。
結果は、大敗。
正直、久々の試合観戦でウキウキした気分が前半で萎んだ。
でも
あの阿部選手の顔を見れただけで
もう、満足だった。
…
帰って調べてみたら、4失点は去年7月の福岡ダービー以来だった。
今日の本城は、もう桜が散っていました。
今日の試合も、まるで桜が散るような敗戦でした。
たぶん、今日の敗戦は
去年のシーズン7位という自信が完全に散った試合だと思います。
でも
桜は花が散った後は死ぬわけじゃなく
青々とした葉のなる木に生まれ変わる
同じように
今日の敗戦で去年の「花」が「散った」ギラヴァンツは、
ここで死ぬのではなく
次の姿に生まれ変わるのだと思います。
僕たちファン・サポーターは
そんな彼らの背中を押せることが、唯一できることなのでしょう。
今までの観戦経験の中でもワースト3に入る大敗
でも、その中から微かに見えた希望の光
その光がさらに光るよう、
僕はこれからもギラヴァンツ北九州を応援します。