ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

【ギラヴァンツ北九州観戦記】本城ラスト3試合のキセキ、始まる。~10/30 2016年J2第38節 VS FC岐阜戦~

お久しぶりです。

ぎらりょうですー(・∀・)

 

今まで仕事が大変だったのですが何とか一段落したので久しぶりにサッカー観戦。

今日の相手は残留争いのライバルFC岐阜さん。

(まさか前回の投稿の時には残留争いしているとは思ってなかったですが…)

 

今日勝たないと「降格」という言葉に現実味が増してしまう一戦、

スタッフさんやサポさんの間でもこの戦いが【天王山】、そんな意識がありました。

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成功したスタートダッシュ、直後のつまづき

 

この日のスタメン、FW陣は原選手・小松選手のコンビ。

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(画質……´・ω・`)

風間選手は弟・風間宏矢選手が相手ベンチにいるという燃える展開。

 

キックオフ後、主導権を握ったのはギラヴァンツ

FC岐阜の攻撃をゴール前に行かせない守備

中盤から前線の原・小松両選手へ裏抜けパスの徹底

 

そして前半24分、均衡が崩れます。

 

右サイドへの裏抜けパスを原選手、しっかりと保持

 

そのままペナルティエリア内へ

 

飛び出すFC岐阜GK・常澤

 

原選手、狙い澄ましたループシュート

 

追いかける岐阜DF

 

吸い込まれたボール

 

ギラヴァンツ北九州、一点先制。

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会場総立ち、原選手のガッツポーズ、久しぶりの感傷に浸ります。

 

ですがその瞬間も長くは続かず

一瞬の隙でした。

 

星原選手のバックパスが前向きでカットされ、

3対2の状態

ゴール前、相手選手に詰めるDF陣

ポッカリ空いた左サイド

走りこむ岐阜FW・レオミネイロ

恐らくシュートを打つのに一番最適なパス

 

揺れるゴールネット

前半28分、同点。

 

 

空気を変えた一閃

 

同点ゴールを決められ、静まり返る本城陸上競技場

「またか…」

そんな思いが空気となって現れます。

しかし、その空気を変える一閃がゴールネットに突き刺さります。

 

前線への裏抜けパス

 

キープしたのはFW小松選手

 

後方へのパス

 

走りこんだのはこの日キャプテンマークを付けた背番号7、風間選手

 

パスボールをダイレクトシュート

 

再びゴールへ吸い込まれるボール

 

前半34分、ギラヴァンツ北九州再び一点のリード。

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再び湧き上がる会場、しかし先ほどと違う点が一つ。

それが原選手の檄。

 

「気を引き締めろ!」

 

声は聞こえなくともそう言っているのであろうと予想ができるほど

しっかりと全選手に伝えていました。

 

 

苦しく長い耐え忍ぶ時間、そして…

 

その後、ペースは岐阜側へ

岐阜としてもここを落とすと最下位転落、そう簡単にあきらめません。

後半開始から立て続けに選手交代

そのうちの一人に元ギラ戦士、冨士祐樹選手が投入されました。

 

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ギラヴァンツ時代、宿敵アビスパ福岡戦での決勝ゴールを挙げるなどの功績を残した

選手であり、ギラヴァンツというチームの事を知る彼の投入はとてもうれしい反面、

大きな脅威となることは間違いありません。

対するはスピードスター・星原健太

前半、失点につながるパスミスをしてしまった分の活躍ができるか。

 

 選手投入をきっかけに岐阜側に勢いが出始めます。

ロングシュートがクロスバーを叩くシーンで会場全体がヒヤリとするなど、

岐阜側の死に物狂いの攻撃に会場が固唾を飲みこんで見守ります。

 

しかし、ここにきて北九州側もパスミスが目立つように…

パスミスを取り返そうと無理にボール奪取を試み、ファールという流れが多く、

段々と追い詰められているような感覚になります。

 

そんな中柱谷監督も選手への指示出しを密とします。

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それでも止まない岐阜の猛攻。

声を出し続ける岐阜サポ、それに答える岐阜の攻撃陣、

耐えるギラヴァンツ、フォローするギラサポのコール。

両監督ともテクニカルエリアギリギリに立って戦況を見極めます。

 

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FKのピンチもGK鈴木彩貴の片腕で止めたナイスセーブによりゴールを割らせず。

そんな両者の攻防もついに後半アディショナルタイムへ。

早速岐阜がゴール前に迫るもなんとかクリア。

 

続く岐阜の攻撃。

 

ペナルティエリアに侵入する岐阜。

 

耐えるギラヴァンツ

 

クリアボール、拾ったのは岐阜左サイド。

 

一瞬、ゴールへの線が見えた。

 

ためらわずシュートを放つ。

 

そこに投げ出された足、それは前半失点を招いた背番号3の足だった。

 

ゴールへ飛ぶ力強いシュートは彼の足によって、阻まれた。

 

そして、響くホイッスル。

 

ギラヴァンツ北九州 2-1 FC岐阜

 

試合終了。

 

 

全員一丸となった勝利

 

ホイッスルが鳴った瞬間、岐阜の選手は倒れこみ、

ギラヴァンツの選手は抱き合っていた。

 

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その光景は、この一戦に賭けた選手たちの気持ちが現れた姿だった。

そして、最後の攻撃を体を張って阻止した星原選手に真っ先に向かった鈴木選手。

それは最後の決定機からチームの勝利を死守した選手への惜し気もない労いに見えた。

 

【天王山】そう位置づけた試合で気持ちを見せた勝利に歓声で答えるサポーター。

 

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スタジアムが、ひとつになった。

 

 

……

………

 

 

それでも、柱谷監督のインタビューからは緊張感が抜けていない。

「最後の4試合、ひとつづつ勝利を重ねていきます。」

その宣言にスタジアムが沸いた。

 

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続いて呼ばれたのは先制点を決めた原選手。

「皆さんとの約束20得点まであと4点、しっかり積み上げて勝利に貢献します。」

「ぜひ、今日のような大観衆で僕たちを支えてください。」

彼の言葉から伝わるサポーターへの感謝に、改めて答えなければならないと感じる。

 

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続いて勝ち越し弾を決めた風間選手。

「監督からロングは打つなと言われてましたが、打っちゃいました。笑」

と観客の笑いを誘う自虐発言、そして笑い声が響くスタジアム。

本当に理想的な空間だなぁ、としみじみ。

 

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………

 ……

 

 

最高の雰囲気のまま、本城ラスト3試合の一試合目が終わりました。

苦しく、少しでも気を抜いたなら確実に失点していた場面も少なくなかったです。

それでも、選手たちは最後まで戦ってくれました。

その頑張りに少しでも応えられるよう、残りの試合も観戦に行きます。

そして、、、この試合が、本城ラスト三試合のキセキ、その序章と言われることを。

伝説に残るような結末を、最後の最後まで楽しみに、応援したいですね。