ゆっくり監督ギラヴァンツPの徒然にっき。

ぎらりょうの楽屋にっき。

ニコニコ動画で投稿中、【ゆっくり監督はギラヴァンツを有名にしたい】の投稿者が動画作成の裏話から好きな話まで何でも徒然なときに綴ります。

個人的に気になった、大旋風を巻き起こしたけものフレンズとFate/Grand Orderの3つの共通点。

こんばんはー。

 

珍しい時間に更新です、はい。

なぜならこの記事を出すにはこのタイミングしかないんです。

2017年前半で今のところ一番の大旋風を起こした作品、そう

けものフレンズ

最終話がニコニコ生放送で放送されたタイミングなんですから!

まだ見てないよ!って人。

あ、あとFGO終章まで行ってない人も。

この先は

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ですので、いったん戻ろうね!

内容を見たらまた戻っておいで!

 

ではネタバレOK!のフレンズ・マスターの皆さんはどうぞ!

 

 

 

 

 

 

てことでガンガン本題に入っていきますよ。

まずなんでこのタイトルのようなことを思ったのか。

それはけもフレ最終回の展開がFGO最終章の展開を思い起こさせるからですね。

 

と言ってもそんなことは多くの人が思っていたはず。

なんせFGOも最終章実装は去年の暮れ。

あの時もかなりの【お祭り】状態でしたよね。

だからこそ僕と同じような感想を持った人は多くいると思います。

 

ですけどそんなことを言ったら最終回に今までの仲間が集まる展開なんて

それこそ王道パターンですのでよく見ますよね。

 

それでもなんで一番最初にFGOが思い浮かんだのか。

それを考えてみると今回のタイトルにあるように、

3つの共通点

これが浮かび上がってきたのです。

それを酒の力を借りつつ文章にしたのでどうぞ楽しんでいってね!

 

 

1.【絆】を紡ぐ物語

 

考えて出たのがまずこの共通点。

背景は違いますが、けもフレもFGOも

「様々な場所で、様々な人物と交流することで、成長する物語。」

というプロットがあるんですよね。

けもフレではその役割をかばんちゃんが、FGOではマシュがその役割を担います。

 

かばんちゃんは登場から記憶がなく、自分は何者かという事を知る為の旅をします。

マシュは自分を助けてくれた英霊が誰なのかを知りたいという思いを持ちます。

ある意味スタートも似た二人。

 

その軌跡も所々で近いものがあります。

サーバルちゃんをはじめ、様々なフレンズとの交流で成長するかばんちゃん。

マスターをはじめ、様々な英霊・人に生き方、価値観を教えてもらうマシュ。

 

やがて来たる強大な敵との戦い。

サーバルちゃんを助けるため、教えてもらったことで助け出すかばんちゃん。

一番影響をくれたマスターを守るため、自分の意志で自ら盾となったマシュ。

 

それぞれのメインキャラふたりの絆というものが、最終的に勝利を導くという

展開がまさに「共通点」ですね。

そしてもちろん二人だけの関係ではないです。

 

各ちほーで出会ったフレンズたち。

特異点で出会った英霊たち。

 

彼ら彼女らと紡いだ【絆】というものが、最後には大きな力となって

主人公たちを助けるという展開。

 

ある意味同じスマホゲームというキャラ数が多くなるゲームという同じ環境が、

この共通点を生み出したのではないかと思います。

 

もちろんただ会っただけではないですね。

最初は訝しんだり明確に敵だと思っていても、それでも行動を起こすほどに

彼ら彼女らは主人公たちの行動に心を動かされたのです。

 

その過程をしっかりと書き込んでいったこの二つの作品だからこそ、

最後のあの展開に説得力を持たせられたのだと思います。

 

 

2.【主題歌】の存在

 

2点目はこれ。

当たり前のことですが、その作品の主題歌ってその作品を表す大切な要素ですね。

だからこそ、その要素をしっかり生かせる作品ほどより素晴らしい作品だと思います。

この二つの作品は言わずもがなですよね。

 

このアニメを1分半で表した名曲『ようこそジャパリパークへ』。

話の終わりに心地よい寂しさを焼き付ける『ぼくのフレンズ』。

この相反する属性の2曲が、けものフレンズという作品の味わいをさらに深めました。

 

翻ってFGO、坂本真綾さんが歌う『色彩』。

この歌詞が表すマシュの気持ち。

あの終盤を体験したからこそ分かる歌詞の重み。

この曲でなければならなかった、としか言えない名曲です。

 

やはり主題歌という面に関しても双方ともこの曲であった必要があると言われるような

素晴らしい主題歌となったという大きな成功があると思います。

 

そしてもうひとつ、これら曲の使われ方・演出について。

 

まずはけものフレンズ

アニメの内容とは違い、何かしらの変化を予期させる『ぼくのフレンズ』の歌詞。

その歌詞に合うような色彩を無くした廃墟のED。

この演出が視聴者に与えた不穏感は正に作品のスパイスでした。

そして最終回、フレンズが助けに来ると同時に鳴り始めるラッパの音。

あの瞬間にどう言葉で表せばいいか分からなくなるような昂揚感に包まれたのは

僕だけじゃないはずです。

 

そしてFGO。

マシュが輝くあのシーンで流れるオルゴールアレンジ。

そしてクライマックスは一変してオーケストラヴァージョン。

この正反対のアレンジによるコントラストこそ、あの没入感を支えた名演出だと

クリアしてしばらく経った今でもはっきり思います。

 

こういった主題歌を使う演出も言ってしまえば、王道。

だからこそ王道に耐えうるだけの力が必要ですが、

この二つの作品の主題歌はその力を持っていました。

そしてその力を制作者が存分に発揮させることができたからこそ、

どちらも記憶に残る主題歌としてファンに好まれたのだと思います。

 

 

3.一種の【お祭り感】

 

そして最後のひとつ。

これが僕が思う一番の共通点だと思います。

 

思い出すと去年の暮れ。

ツイッターのオタク界隈はFGO一色か、というほどFGOに溢れていました。

そして皆があの展開に涙し、絵師さんはその気持ちを絵に込め、

物書きさんはあの気持ちを綺麗な文章でまとめていきました。

そうすることでどんどん話題が大きくなっていき、今では巨大なジャンルとして

毎日必ずどこかで話題が出ているコンテンツとなりました。

 

そして今回のけものフレンズ

これも正に「お祭り」。

初めはゆるーい雰囲気を楽しむアニメとして話題になり始めます。

しかし段々と漂ってくる不穏な空気。

そして11話のラストでの衝撃の展開によりTLは騒然。

「たつき監督を信じろ。」と自らを奮い立たせるTVの前のフレンズたち。

そんな中いよいよ披露された12話放送時にはトレンドがけもフレ一色に。

極めつけは今回の最終話ニコ生。

速報ですがコメント数は30分番組にもかかわらずなんと120万。

これこそ「けものフレンズ旋風」と名付けるにふさわしい盛り上がり方でした。

 

そして今、こうやって見てみるとやはり、この二つの作品は「話題性」という面で

とても似た動きをしたと思います。

キッカケは「口コミ」。

あのアプリ、ストーリーがえげつないぞ!!??

あのアニメ、なんか凄いことになりそう!!!!

そんな一人一人の感想が段々と大きな空気を作り始め、

その空気に反応して一人また一人と作品に入り込んでいき、

気づいたら一大ムーブメント化していったこの流れ。

これこそこの二つがともに大きなコンテンツとして成長した流れであり、

その流れが出来上がったことこそ、この二つの作品の共通点なのだと思います。

 

 

おわりに

 

酔いに任せて書きなぐったこの記事でしたが、どうでしたか?

ふと持った感想をちょっと文にしてみようかと思ったらまさかの3,000字・・・笑

大学のちょっとしたレポートかいって位の文量になりましたが割と書いていて

自分でもあーそうだなぁと思うことが割と出てきたり面白かったです。

 

ただ、あれです。

展開として似ている部分はありましたが、それでもこの作品はそれぞれで評価されて

ほしいなぁというのが一番思ったことですね。

 

やっぱりけものフレンズにはけものフレンズ特有のいいところがあり、

同じようにFGOにはFGOのいいところがある。

個人的にはこの二つの作品のそれぞれの固有の魅力についてもぜひ知ってほしいなと!

 

そして、この二つの作品は話題性を獲得したことにより大きなブームとなりましたが、

世の中にはけものフレンズになれなかったアニメやFGOになれなかったアプリだって

あるということは常に思っていたいなと。

 

それはなぜかと言えばこの二つの作品が特別気持ちを込めて作られたわけではなく、

全ての作品が心を込めて作られているものであるという思いがあります。

知名度・話題性だけが作品の価値ではないんじゃないかとも思います。

(もちろんそこまでの話題性を集められるだけの作品だということでもありますが)

 

だから、この二つの偉大な作品を使って比較とかはしてほしくないなと。要は

「自分が好きと思うものは誰に何言われても好き!」

という精神を持ちつつ、今後もいろんな作品を見ていきたいなぁと

思った次第であります。

 

最後あたり何言ってるのかよく分かってないですが(w)、今回はこの辺でー!